さぁさぁ。さっさと決着つけてしまいましょう。
いよいよ、知ってますよって夫に伝えます。なかなか子どもがいない時間に出会わない私たち。夫は子どもと一緒に寝て、朝早く私たちが起きる前に出勤していくので、「今日子どもが寝たらリビングに戻ってきて」とわざわざ伝えて改まった感じでいざ。
「コーヒー淹れる?」いや、いらんけど何?どしたん?
「年賀状作ってて、写真HDDから探してたんやけど入学式のがないしSDから探したわ。1枚だけ写真が消えてないSD見たで。」…沈黙。そして死ぬほど小さい声で、変な写真を見つけたん?と。『変な』になんか笑ってしまった。相手は誰か聞くと、2年も前に出会ったそう。あれ?ポッと出のゆきずりのやつじゃなくて本気のやつ?本気と書いてマジのやつか。じゃあ籍も抜いてあげなあかんやつか。
「前にもこんなことあって、お互い約束したのを覚えてる?最後に次はないって言ったし、本当にもう無いねん。これ、書いてね(びっしり記入済み離婚届、ボールペン、認印)。あと、親の都合で子どもの環境を変えるのは絶対に嫌やから、出ていってね。家のローンや学資保険、子どもに必要なお金はこれからも払ってね。」どんどん話を進めているけど、夫はずっと下を向いて無言(普段自分の話をめちゃくちゃする人です)。
「ええと、聞こえてる?見つかったらこうなると分からなかった?それとも携帯を見ない約束したからバレることはないと思ってた?」めちゃくちゃ小さい声で、まる子はもう書いてあるの?と一言。いや見て。びっしり書いてあと君のサイン待ちです。
「お互いにもう何年も前からそう言う意味では好きではないけど、子どもたちの大事なお父さんやし、家族としてうまくやっていくつもりやったんやけど、大事にしてもらえないならもういらんな、と思って。子どもにどう伝えるか、それだけすごく悩んでる。」そういう意味では〜のくだりで驚いたように顔をあげてました。え?好かれてると思って…?スーパーポジティブ!
結局この日は夫は謝罪と沈黙を繰り返すだけで話し合いにはならず。言い訳をするでもなくうなだれている。
私は小さい頃から、人に反対意見を伝える時に悲しくないのに涙が出て、震える癖があります。今回私は自分に何の落ち度もないので端的に話を伝えられました。でも、やっぱり少し手や声が震えてしまって、なんだか悔しい。
話し合いにならないので「今日は私の言いたかったことを伝えられたから、今後のことはまた違うときに話し合おうか。先に寝ます。」と放心の夫を置いて強制終了。
次の日からやたら子どもにおやつを買ってきたり、皿洗いをすると言ってきたり。…え?「おやつ買ってくれるしお皿洗ってくれるしやっぱり追い出すのやめよ!」てなるとお思いか?露骨なポイント稼ぎとそのセンスのなさにますます嫌悪感。
そして1週間後、また2人になるタイミングがあったので、部屋の大掃除をする夫を呼び出し。いや掃除のついでに荷造りの方がいいと思ってさ(余計な配慮)。
「時間がたっても、やっぱりこのままでいいやとは思えないわ。選んで。①離婚届を出して、もう自由になる。ローンと生活費は払ってもらうけど。手続き諸々の関係で子どもにはバレてしまうと思うから、キチンと不仲なので別れるって伝えます、浮気したことは子どもが傷つくから伏せる。子どもが望むなら土日は会いに来てもいいし4人で過ごしてもいい。②届は出さずに別居。子どもには仕事の都合で平日は会えないことにする。不自然さに気づくまでは嘘をつくことになる。相手の人とはどうなったの?」もう連絡取ってない。「黙って無視してるの?」いや、ちゃんと話してもう連絡しないって言った。
ここが前よりは夫なりの進歩でした。前の時は「向こうからもちょうど連絡来なくなったからこっちもしてない」と言い張ったんですね。そんなわけないやろ、と思いましたがもうめんどくさくなってほっといたやつですよ。
夫の答えは、籍だけは抜かないでほしい、とのこと。「え?一緒に住まないからって子どもに嘘をつかないといけないようなことは今後できないんやで?籍抜いたら好きな人に好きなときに会っても、誰にも文句言われないよ?」そんなんもういらん…て。いやそれがしたくてこんなことなってんだろ。この日も夫は沈黙が多いのですが時間を無駄にしたくないのでこちらで話を進めて。
「じゃあ今は籍を抜かないで別居しよう。冬休みを子どもたちは楽しみにしてるから、冬休みが終わるまでに荷物をまとめて。年が明けてから子どもたちには仕事の都合ということで話をするから、ちゃんと説明を考えておいてください。土日はうちに来てもいいよ。子どもたちのお客さんとして私もちゃんと接しられるように努力するから。それでいい?」もうまる子の気持ちは変わらない?と何度か尋ねられましたが、「変わらなかったのはそっちやんな?私がまた1人で我慢すれば丸く収まるね。じゃあ私は胸糞の悪さを一生抱えて嫌悪感しかない人のご飯を作って洗濯をして平気な顔をして過ごしていけばいい?」
「これでも私のなかではすごく譲歩してるつもりやで?写真を見てすぐに2人を連れて実家にも帰れた。本当は2人に全部話してもう会わんときって言いたいし、相手の人に電話して向こうの家庭だって壊してやりたい。子どもを極力傷つけないように考えたらこうしかできなかったけど社会的に死なずに済んでいるんやで?」
最終的に「娘が結婚して同じことされたとき『謝ってはるし許してあげ』ていうの?私も『幸せになりますように』って両親に送り出されてるよ」で黙りました。K・O。言いながらそうやんんな、私が自分の気持ちを大事にしていい場面やんな、夫の妻である前に私だって大事に育ててもらった、両親の子どもやんな?と一生懸命自分に言い聞かせて。言い聞かせないともういいやって思ってしまいそうで。ここで頑張って踏ん張らないと。それくらい別れたくないと言う人と別れるには気力がいる。10年前みたいにめんどくさがったら、その後何年も何十年も後悔したり気持ちを押し殺したりまた身体を壊したりすることになるぞ、頑張れ!
冬休みは子どもと約束していた家族のお出かけや両家でお正月の集まりも普段通りこなしました。なんかこのままなし崩しに家にいようとしてる…?しかもいつからどこに住むのか聞くとレオパレスとか探してる。この後に及んで誰にもバレずにすまそうとしてますよね。自分のダメージを最小限にしようとする姿にげんなり。そんな家賃は出せないから、安い社宅か実家しかないよ、と伝えても渋る。職場に申請すれば、市内に勤めていて持ち家もあるのになぜ?と聞かれるでしょうし、実家に戻ればお義母さんに叱られるでしょう。いや身から出たサビ〜!
何も知らない子どもたちと家族の時間を過ごしたり、実家で夫を立ててもてなしてくれる父や母を見たら、本当のことを知ったら悲しむ人ばかりで、私が1人、我慢すれば誰も嫌な思いをしなくて済むな、と心が折れそうになりました。全然夫が荷物をまとめないから。もう私が動かない限りずっといようとしてるやん。何「相棒正月SP」録画してんねん、いつ見んねん。
行動しないと。まずは子どもたちに話しました。「冬休み始まったらお父さん忙しくなるから、起きてる時間に帰ってこれないって。誰も起きてない家に帰るんだったら、一人暮らしのおばあちゃん心配やしそっちに帰るって。土日は家にいるからね」と伝えました。唯一の心配事だった子どもへの影響。「そっか、じゃあお母さん一緒に寝ような!それより今から何する?」終了。え?あっさりすぎるやろ。一番の懸念事項、あっけなく終了。
「子どもたちに伝えました。お義母さんにも私が伝えようか?」と聞くと「俺が言う」と一言。動いてくれないなら外堀から埋めていかねばね。
そして成人の日の連休が明けようとしているのに、まだ荷物をまとめていない夫。何?子どもの前で私が邪険に扱わないのを知っててシレッと帰ってこようとしてんのか?私に少しでも悪いと思ってるならせめて希望を叶えてくれよ。どこまでも自分の思いだけやな。と思っていたらやっとウロウロと荷造りをしていました。え?そんだけ?一泊旅行か?もうまとめといたろ。いつものように夫が子どもたちを連れて寝ていった間に、リビングにある夫の物を一つの段ボールにまとめました。「2階の荷物もまとめておくので次に来たら運んでください。休みに家に来るなら連絡してください。お義母さんにくれぐれもよろしく伝えてください」のメモ付き。朝は私が起きるより先に出勤するので持って出たようです。
長かったですねー。読んでくださったみなさんありがとうございます。あなたは夫より私の気持ちを知ってる人になりました(重い)。
気持ちは晴れ晴れしています。とっても快適。この先のことはどうなるか分かりません。
こんなに自分の思っていることをズケズケと人に言ったことなくて、震えたんですが、最後に一言いいでしょうか。
子どもと3人暮らし、サイコー‼︎