頑張らないご飯

仕事と育児をしながら作る簡単ご飯の記録。作るのも食べるのも大好き!でも時間がない。だいたい作業時間は40分。日々のかっこつけない献立と、他愛ない日常を書いたブログです。

オムライス と 息子誕生記③〜我が家に究極の癒しがやってきた

見てくださってありがとうございます。

 

今日は3か月ぶりに実家!孫ーズ、大はしゃぎ!

 

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昨日の献立は〜

#オムライス 〜絵心とは〜

#お豆腐サラダ

#野菜スープ

 

 

さてさて、今回で息子誕生記はまとめてしまいましょう。

 

うまく旋回出来ないままに産道を降りてしまった息子氏。今となればうっかり者の彼らしいですが、産んでる時は「それって赤ちゃん息できてます?このまま産めるんですか?」助産師さんリクエストのポージングをしながら不安で心配で。大丈夫だ、私はスーパーモデル…どんなポーズも完璧にやってみせる…と思っていたかは忘れましたが(多分思ってない)、表情はモデルとは程遠く修羅みたいだったろうと思います。

結局色々ポージングしたのに回らず(逆子体操の神にもできず)、息も絶え絶えの私をよそに助産師さんたちが何やら相談。そして、その結果「よし、このまま産もう」

何でしょう、もう強行突破。物理。漢らしいといいますか。

助産師さんの「もっと長くー!もっとー!」と体育会系応援に涙ぐみながらいきむのですが、ちっとも出ないのです。3時間くらいいきんでるんでヘロヘロです。私、体育会系ちゃうから…

また助産師さん会議。「よし、先生を呼ぼう」

私の体力がもうダメそうなので先生が赤ちゃんを引っ張って、少し手助けします。とのことです。第一回会議でそっち選んでほしかったよ…

 

ここまで、私は大変静かに頑張っています。というのも、第一回出産、痛みに取り乱して叫び倒し無駄な体力を使ってしまう(そして助産師さんに叱られる)という反省点を生かし、娘も声が聞こえるところで待ってるので怖がらせたくない(そして叱られたくない)と固く決意していまして。

この決意と、息子の出産は陣痛の波間が最後までちゃんとあったことで落ち着いていられました。叫ばない、ということに関しては順調。

 

先生が登場し、「次の波が来たら、この鉗子という器具で赤ちゃんの頭を挟んで引っ張って、出るのを手伝いますね」とサラッと説明。よかった、これでやっと産めるんや、と安心したのも束の間で、すぐに波が来て「はいいきんでー!」よっしゃーこれで出したるーと振り絞った瞬間、この世の終わりくらいの痛みが股に走りまして、静かに穏やかにをモットーにしていた私、「ギィャャャャー‼︎(とても汚い声)」

 

外で待っていた夫曰く、「突然殺人事件みたいやった…」(人が産まれる場でなんてことを)な叫び声を上げて、息子、爆☆誕。

もちろん今回も「産まれて来てくれてありがとう…(美しい涙)」ではなく、「なに今の痛すぎない?嘘やろ…?」でした。

一瞬でした。助産師さんいわく、「うちの先生は鉗子分娩とても得意なんです、上手にいかないとあの痛い時間が長くなるのよ、良かったね」だそうで。もうね、大げさじゃなく死ぬかなと思った。これが長引いたら失神するわ。ただ「一瞬痛いですよ」って教えといてほしかった…私これで終われる〜って呑気に…

まさかの断末魔とともにこの世に産まれ落ちた息子ですが、出た瞬間助産師さんたちがワァ!って盛り上がったんです。すぐに私に抱かせてくれました「大きいよ〜!」と。

息子、なんと3700gを超えて誕生です。検診では3100くらいの予測でした。

 

えー、陣痛中の夫婦の会話

私「新生児って、小さいだろうなと思って見に行くのに、その想像を超えて小さいよね〜」

夫「そうやな、楽しみやなぁ」

 

出産後の夫婦の会話

夫「あれ?なんかデカない?」

私「笑。3700以上ある(カンガルーケアで息子を腕枕して横たわってる)」

夫「なんで。笑」

私「ちょっと重くて腕だるいから息子どけて?」

夫「産む前の会話、前フリ?笑」

 

私も夫もどちらかというと細身です。まさかのビッグベビー。胎盤がめっちゃイケてたのかな。しかも髪の毛ボーボーでした。そして娘が生まれた時と同じ顔でした。色々ニヤニヤしちゃう。そんな星の元に生まれてきたんだな。ニヤニヤ見守られる子。

 

ちなみに、助産師さんたちが「よし、このまま行こう」と決めてくれなかったら緊急帝王切開になっていたそうです。2人目で産道が柔らかいだろうからと漢らしい決断をしてくれて助かりました。陣痛も耐えて、切開後の痛みにも耐えるという1番ハードなパターンになるところだった…

 

 

娘の時に眠れなくておかしくなった経験から、自信が持てず、2人目はもっと早く欲しかったものの、怖くてなかなか踏み切れなくて四年経っていました。絶対また寝られない日々が来るから、出産報告は親戚やごく近しい人だけにして入院中はできるだけ1人で体力温存に努めていました。のんびりできるのはこの4日だけ‼︎お見舞いはノーサンキュー!

授乳室で息子のあまりの大きさに「一か月検診ですか?」と聞かれたり。なんでやねん、私パジャマやんか、この子もまだ髪洗ってなくてノッペリやで?オタクの方が先じゃね?と思いつつ「いや昨日産みました」と笑顔で答える。

また違う日には新生児室の前を通ると、1人ギャン泣きの子が。「あ〜まる子さんとこの横綱ちゃんか〜大きいから足りないんやろね、10cc足しといてあげて〜」という助産師さんの声を偶然耳にしました。

横綱ちゃんって呼ばれてるやん、ミルク足されてるやん。もう産まれたときから人をクスリと癒してくれる子だった。

 

臨月で逆子、陣痛フライング、予定日5日超過、旋回できず、鉗子分娩、ビッグベビー、と何もかもちょっとお騒がせで予想外な息子、経過良好で退院許可。私も経過良好、体重が3キロ減で退院許可。え?息子3700以上あって、胎盤やら羊水やら出し切って3キロしか減ってない…だと…?むしろ太ってるということかい?そのような予想外はいらぬ。まぁ病院のご飯美味しかったしな。

ちなみにめちゃくちゃ羊水が多かったそうで、そのおかげで臨月に逆子になったり戻れたりしたそうですよ。めちゃめちゃ羊水が多くてめちゃめちゃ胎盤がイケてたのかな?

 

退院後、娘も一緒に実家で過ごしました。息子、昼間はぐずることもありますが、夜よく寝る。拍子抜けです。4年も決心がつかなかった私って。

娘はというと、私が入院中、義実家ではワガママを言っていたそうで赤ちゃん返りかと心配していたのに、私と息子と一緒にいる間は全然以前と変わらず。こちらも拍子抜け。

ただ、ちょうど夏休みだし一か月ほど実家で過ごすつもりでしたが、「おじいちゃんとおばあちゃん大好きだけど、早くお父さんとお母さんと〇〇くんと4人でおうちに帰りたい」と呟いた日がありまして。夫が休みの日は遊びに連れ出したり2人で家に帰ったりしてくれてたのですが、全員一緒がいいというので2週間ほどで実家から引き上げました。

ワンオペになるのつらいなって思ったのですが、お父さんとお母さんと帰りたい、じゃなくて「お父さんとお母さんと弟と」と言ってくれた娘の優しさを汲んでやりたくて。赤ちゃん返りしたくても弟が本当にかわいくて大事でできない娘がたまらなくて。やっと言ってくれたワガママくらい、聞いてやりたかったのです。

 

息子は赤ちゃんの時からのんびりで、なんだかとても穏やか。夜泣きも授乳さえすればすぐに寝ていく。お風呂あがりに、娘の髪を乾かしていたらいつの間にか勝手に寝てる…!勝手に寝る赤子ってほんまにいるん…?初めて見たとき気絶してるのかと疑いました。だって娘は立って抱いて揺らして歌ってやっと寝たと思っても置いたらギン!と目があったんだぜ…?息子、ドライヤーや掃除機の音が好きで、聞くとスゥと寝ることが度々ありました。胎内の音と似てて落ち着くそうですが、娘はギャン泣きでしたのでね。胎内の音嫌いってどういうことだよ。

 

重くて腰にはきてたものの、心配していた寝不足もそれほど深刻にはならず、授乳など息子に構わなくてはいけない時間ができたことで娘ともきちんと向き合うことができたり、健気に待ってくれる娘に優しくでき、私は娘と2人の時よりも、娘と息子と3人の方が気持ちがとても穏やかでした。

ほんと杞憂だった。寝不足と同じくらい恐怖だった授乳も(娘も私もヘタ過ぎて血まみれだった)、息子はビッグベビーで口が大きく非常に飲むのが上手だったのでノンストレス。

ビッグベビー、重いけどいいこともたくさんありました。

メリット

  • 首の座りもやたら早いのですぐ片手でヒョイと抱ける。
  • エルゴ抱っこ紐、生後4か月まではクッションが必要だが息子は2か月ほどでクッション使うと頭が飛び出てやたら私と目の合う位置に来てしまうので早くから暑苦しいクッションなしで使えた。(いいのか?)
  • むちむち。

デメリット

  • 常に3か月くらい先の月齢に見えるため、寝返りやハイハイなどすごく遅い子だと思われる
  • 重い
  • とにかく重い

 

一度ギックリになってしまいましたが、大きくて穏やかでゆるキャラのような息子、大変愛おしい。

娘は心身ともに発育は順調、むしろなんでも早かったのですが、息子はゆっくりで、検診ではいつも、いくつか出来ないことがありました。1人目だったらとても悩んだと思います。でも不思議ときっとこの子は大丈夫、と思えるし、出来ないことすらも愛おしい。

私の力量では子どもは2人までだなと思っていたので最後だと思うと、もっと赤ちゃんでいてほしい、ゆっくりゆっくり大きくなってほしい。娘のときには早く早く大きくなって楽になりたいと思っていたのに、娘、ごめんね。

 

2人育児は予想に反して順調。これは娘が面倒見のいい性格で弟が大好きというのがかなり大きな原因なので感謝しなくてはいけませんな。

 

順調だった息子氏がイヤイヤ大爆発、肩に触れただけなのに逆鱗に触れ893のようになるのはまた別のお話(今はゆるキャラに戻ってます)。

 

息子が産まれてきた日から6年。私は相変わらずよいお母さんにはなれていないけど、毎日毎日かわいいなと思っています。

死ぬまで君たちの誕生日を祝わせてくれ。母の望みはそれだけです。(いやもうちょっと寝起き良くなってほしいし、身支度急いでほしいし、電車以外のことも頑張ってくれよとは思ってる)

 

 

長々とお付き合い頂いてありがとうございました。

 

 

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娘の誕生記

 

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