頑張らないご飯

仕事と育児をしながら作る簡単ご飯の記録。作るのも食べるのも大好き!でも時間がない。だいたい作業時間は40分。日々のかっこつけない献立と、他愛ない日常を書いたブログです。

ヨーグルトパンケーキ と 娘の出産記②〜私がメアリージュンになるまで〜

見てくださってありがとうございます。

 

騒がしいな…ちょっと1人になりたいな…

 

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今日の朝ごはんは〜

#ヨーグルトパンケーキ

 

フルーツ入りのヨーグルトで作りました。パンもホットケーキミックスもない朝はこれ。ヨーグルトパンケーキ | レシピブログ

 

娘の出産、子育てで私が高橋メアリージュンになった話の続きです。(決して彫りの深い美人になったのではなく、ドラマコウノドリのメアリージュンさんが赤ちゃんの泣き声の中呆然としていた姿)何この注意書き、長。

 

 

無事に娘を産み落とした訳ですが、娘は汚れた陽水を、いや羊水を飲んでしまっていたみたいで、一瞬お腹に抱かせてもらってすぐに連れて行かれたんですね。

そしたら先生が「はーい、じゃあ赤ちゃんちょっと処置に行ったのでお母さんも先に裂けたとこ縫っちゃおうかー」と軽い調子で私の処置に。

この日は休診日の夜間だったので知らない先生でした。いつもはとても冷静で落ち着いている若干声が小さいのがたまに傷なおじちゃん先生なのですが、初めましてのこの先生は30代くらいの男の先生で、まぁよく喋る。

 

「僕はいつもの先生の甥なんですよ〜先生のお休みの日に出産があると駆り出されてます〜」

「初産で長くいきんでたのに痔にならなくて良かったね〜助産師さん上手に押さえてくれたのかな」

「裂け具合はまぁ普通ですよ、そんな酷くないから入院中に治るからね〜」

 

…よぉ喋るなぁ、人の股の間から。

 

で、その先生が股の間からペラペラ喋っている間に娘の処置が終わったみたいで、カーテンのすぐそこから、夫と母の盛り上がる声が。

「わぁーかわいい、3030gやって!」「今は赤黒いけどな、こういう子は抜けるように白くなるで、べっぴんやわきっと」「あ、かたっぽ目あけた!」パシャパシャパシャ!(夫が本気の一眼レフカメラで連写している)

私の処置が終わってからも盛り上がっている…「おーい、その子産んだの、私、私…ねぎらって…てか私にも見せてくれよ…てか痛えよ…産み終わってもこんな痛いの…?おーい…」な気持ちで横たわる深夜2時。

 

ここで、私がギャンギャン泣きながら産んでいる間の廊下では。(夫談)

「まる子の叫び声が聞こえるたびにお母さんとおばあちゃんが手を合わせて祈っていた」

「祈り続ける2人は、赤ちゃんの産声が聞こえて『はっ!』ってドラマみたいに顔を上げはったけどもう一個の分娩室からやった」

「まる子が無事に産んだと聞いてほっとしたのかおばあちゃんがフラリとしはったので別室のベッドで横になっている」

カオス。

 

そして産んで2時間くらいで、助産師さんにトイレに行くよう促される。「麻痺して尿意を感じなくなってるだけなので、行きたくなくても行ってみて。自分で歩けるかな?」

と優しく聞かれて「はい、全然大丈夫です!」座ってみてもやっぱり出ないな、と立ち上がった瞬間に視界がグニャア、ぐらぁ〜、あかん、これ、ブラックアウトするやつ…と視界が閉じる瞬間に呼び出しボタンを押したところで気を失う。ベットに横たえられたところで目が覚め、全然大丈夫って言うたん誰やねん…穴があったら入りたい。貧血でした。

 

「無理に部屋に帰らずに朝までここで寝ようか、痛みで眠れなかったら鎮痛剤を出すけどどう?」

「出産中怒ってすみませんでした…。痛くて寝れそうに無いのでお薬ください。」

「アッハッハ!そんなん慣れっこ!もっとみんな酷いから!気にしなくていいのよ〜!お薬とってくるから待っててね。」

「ありがとうございます!」助産師さんってすごい、菩薩の化身なんちゃう?ていうかみんなどんなに酷いこと言うんやろ…あいたたた…

次目開いたら2時間たってました。枕元にそっと鎮痛剤。え…痛くて寝れそうにないって言うたん誰やねん…穴があったら入りたい。穴はどこですか。

※この日は爆弾低気圧と月の満ち欠けの加減でめちゃんこ出産ラッシュ。私が寝てしまい一部屋つぶれている。さらには祖母もなんかベッドを借りていたという申し訳なさ。

※あとこんな痛い痛いもう産まないと言ってるけど、病院について9時間ほどで出産、出血量も至って普通という、初産にしては順調な出産でした。もっと大変な人いっぱいいるよ…

 

 

そんなこんなで、入院生活がスタート。

入院中はご飯が美味しくて美味しくて。ボリュームたっぷりでしたが、ペロッと完食。一緒に食べる先輩ママさんズの話も楽しく、友だちもたくさんお見舞いに来てくれたのと、達成感からハイだったのとでそれほど辛くなかったです。娘も眠いですって言ったら預かってくれるし、産後の食事指導も厳しくない病院だったので。

ここで私の友だちを自慢します!お見舞いに来てくれる人って、まず赤ちゃん見たいのだと思うでしょ?私の友だちたち、まず部屋に入って私を抱きしめたりねぎらってくれるんです。これ、本当に嬉しかったから、嬉しいって言ったら「え?赤ちゃんもやけどまる子に会いに来たんやで!」と言ってくれました。

妊婦の間はみんなにチヤホヤされるけど、産んだら親戚とかは割とみなさん赤ちゃんが目当てやん?

私も誰かが出産したらまずママになったあなたに会いに来たって示そうと思いました。

 

こんな痛いのほんまに5日で治るんか…?人間って股が数センチ裂けただけでこんなに歩くのも動くのも難しくなるの…?とドーナツクッションを常に携帯して壁伝いに腰を曲げて歩いていたのが、本当に退院の日には腰を伸ばして歩けて驚きました。人間の身体すごい。あとお腹ひっこんでへんのにも驚く。体重があまり減ってないのにも驚きながら退院。

 

ここから、ここからが大変だった。私、実家に里帰りして上げ膳据え膳してもらってたのに2週間で元の体重より痩せます。娘は全然寝ないタイプの赤子でした。

 

続く。

(まだメアリージュンにならんのかーい!)

 

余談ですが、同じようにドーナツクッションを抱えて廊下を歩く産みたてのお母さんとすれ違うとき、なんとなく同士…!みたいな気持ちになり目が合うと頑張ろうぜ…という心の声を送っていました。

そして昨日の記事に、「私も産んだ瞬間、ありがとう…ってならなかった」と言ってもらってほっこりしました。あれはドラマだけやんね、安心。

 

 

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