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ローストビーフが好きなんですが、レシピを調べては自分が作る半ナマの肉塊に信頼がおけず断念しています。買お。
いつぞやの献立は〜
#ミートボールスパゲティ
#豚汁
パスタと共に肉団子も茹でてしまえば楽ちん!野菜も一緒に茹でても。フライパン一つで ミートボールスパゲティ by まるこさん | レシピブログ - 料理ブログのレシピ満載!
先日息子の保育園最後の音楽会がありました。運動会とは違い室内なので、以上児(3歳以上)クラスのみ、各家庭出席は一名、学年ごとの入れ替え制でした。なんと全学年欠席なしだったそうで。こんだけ密に過ごしているのに夏も全然感染症が流行らず、そのまま子どもたちが元気に通園してるのは先生たちの感染対策の賜物ですよ、ありがたや。
息子は行事でそんなに張り切るタイプじゃないので(なんせ電車と鬼滅以外に無関心)、コロナで行事縮小チクショー!って感じではないのですが、保育園もラストイヤーなのでね。
音楽会が近づいてきて、お迎えの時に先生に呼び止められました。
「○○くん(息子)、楽器何にしたか聞きました?シンバルは2人しかいなくてね、でもこの2人がすごい張り切ってくれてどのパートよりも真面目で引っ張ってくれて助かってるんですよ」
えーっと、息子がシンバルを担当してることも知らないし、むしろ音楽会のこと全然聞いてないです。なんでだよ、なんでそんな目立つし人数少ないパート選ぶんだよ。という私の心の声はさておき、本人は自分で選んだ楽器で張り切ってるそうです。知らん。そんな息子は知らん。
私が知ってるのは、行事は両サイドにしっかり者女子に挟まれ彼女らを見ながらふんわりと参加する息子だ。
だいたいのダンスや歌やセリフを本番までには覚えず誰かを見ながら、演目のだいぶ終盤に私のことを見つけてフワっと笑う息子だ。控えめに言ってかわいい(親バカ)。
そんな、「行事は参加することに意義がある、楽しければOK、テイクイットイージー、モウマンタイ」な息子が、張り切ってクラスのみんなを引っ張る…?
「行事は目立ってなんぼ、前へ前へ、全員のパート覚えてますよ、さぁ私のステージへようこそ!」な娘ではないのだぞ…?
そんな報告を受けた母の間抜けな返事
「え………シンバルパート、曲の最後に一発だけ、とかですか?」
もう、お母さん!いっぱいありますよ!と先生に怒られても俄には信じられないけど、毎日のようにお迎え時、先生に褒めてもらいます。
息子に「頑張ってるんやって?」と聞くと「うん、だいぶできるようになったけど本番間違わずにできるかは分からんな」だそう。通常運転。特に熱意を感じないけども。
そして音楽会1週間前、事件が。
「お母さん、今日はシンバルの相棒Nくんがお休みだったんですよ。1人でしないといけないから、色んなお友だちたちが『頑張れ頑張れ!1人やけど頑張れ』って声をかけたら泣き出してしまって。でも練習始まったら勇気を出して参加して完璧に弾いてました!健気で…」
誰?誰なん?誰の話?
1人でしないといけないと気づいてなかったけど友だちたちに代わる代わる応援されてなんか急に不安になって泣くところまでは「あぁ、息子だな」ってなりましたが、そのあとの人is誰。
そしていよいよ本番。息子が「シンバルは先生のピアノの横」と言うのを信じて席を確保。何気に行事のときにどこらへんか聞くけどまともな答えが返ってきたのは初めてだ。いつも「△ちゃんの横」(いや△ちゃんの場所しらんし)とか、「黄色の人の後ろ」(誰やの黄色、黄色い服なん今日だけやろ、もはやお昼寝したら着替えてその人黄色じゃなくなるわ)などの珍回答しか得られない。やはり今年の息子は一足違うのか?
夫と娘に頼まれたビデオを設置して。
まずは年長組メドレーという、一年通して歌ってきた歌のメドレー。そして手話ソング。この辺は長くて覚えきれてない感じ。いつもの息子だ。でも相変わらずお辞儀はうまい。まるでホテルマン。
そして噂の合奏2曲は。
息子、周りの友だちを見ることなく指揮の先生をめちゃくちゃ見てる…!そしてめちゃ演奏してる…!パァンと鳴らした後長引く余韻を消すために両脇に挟むような動きかわいい…!
どんな行事も「特訓してます!笑」と言われ続けた息子に一体何が。と思いましたが、運動会で苦手な跳び箱を家でも保育園でも自主的に練習しまくり2日前に成功させたあたりから片鱗が見えていたのかも…
知らぬうちに成長している息子。ゆっくりすぎて気づかないけど着実に大人の階段登ってるやん。もう4年以上にも及ぶ保育園生活、息子の行事で初めて感激しました。
息子だけでなくクラスメイトたちも長い歌の間ビシッと立っておしゃべりもせずに一生懸命。これが、来年小学生になる子たちの本気か。良いものを見せてもらった…
いつもは恥ずかしがって家族でビデオを見るときは大きい声でかき消すように話したりテレビの前をやたら横切ったりしてくる息子氏、珍しく「見てみて」と夫や娘におすすめ。
すごいな、初めてやなこんなに自信を持って行事に挑んだ息子は。この音楽会はいずれ彼の中に記憶として残らなくても、成功体験としてちゃんと残るだろうな。「努力すれば出来る」とか「友だちと一緒に頑張るのが楽しい」っていうのが残って、これからの長い人生の中で彼が自分を大好きでいるための小さな種になってほしいな。
たかが音楽会で大げさなことですが、それほどに私の知らない顔を見せてくれた行事でした。迎えに行くと「お母さーん、○○くんお昼ご飯お外でお母さんと食べに行きたいなァ〜それでジョーシンでサンタさんにもらうプレゼント選んで、それから今日ドクターイエロー通る日やったら見に行こうかなァと思ってる〜」という欲望を羅列が第一声でしたけども。(母さんの感動を返してほしい)
母さん、君に無限の可能性を見た1日だったよ。